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フリーランスのお金管理の基本【入門】
フリーランスのお金管理が難しい理由と、最低限押さえたい4つの要素(売上・経費・税金・資金繰り)の基本を入門者向けに整理しました。最初の一歩も紹介します。
なぜフリーランスのお金管理は難しいのか
会社員のころは、給与は毎月決まった日に振り込まれ、税金や社会保険料も天引きされていました。 フリーランスになると、その「自動化」がすべて自分の手に移ります。
報酬の入る日もばらばら、金額も案件次第。 税金や社会保険料は、後から申告・納付したり、納付通知に基づいて支払ったりする場面が増え、経費の記録も自分でつけなければなりません。 お金の流れが見えにくくなり、「気づいたら手元に残っていない」という声をフリーランスから繰り返し聞きます。
難しいのは能力の問題ではなく、管理する対象が増えたからです。 最初に全体像をつかんでおくと、ぐっと扱いやすくなります。
押さえる4つの要素
フリーランスのお金は、大きく次の4つに分けて考えると整理しやすくなります。
- 売上(請求) — いくらの仕事を、いつ請求し、いつ入金されるか
- 経費 — 事業のために使ったお金
- 税金 — 所得税・住民税・消費税など、後から払うもの
- 資金繰り — 手元の現金が、いつ・どれだけ動くか
この4つを別々のものとしてではなく、つながった流れとして見るのがコツです。
1. 売上(請求)— まず「取りこぼさない」
売上はお金管理の出発点です。 ところが、ここが意外と抜けやすい場所でもあります。
- 請求書の送り忘れ
- 金額や振込先の記載ミス
- 入金されたかの確認漏れ
特に請求書の送付は、毎月の締め日に紛れて後回しになりがちです。 送り忘れれば、その月の入金がまるごと翌月以降にずれ込みます。 「請求した分が、予定どおり入ってくる」状態を保つことが、資金繰りの土台になります。
取引先ごとに請求のタイミングを決め、送ったかどうかを記録に残しておくだけでも、取りこぼしはかなり減らせます。
2. 経費 — その都度、記録する
経費は「あとでまとめて」が一番つらくなる項目です。 領収書やレシートは、もらったその場でアプリに撮影しておく、月末に必ず仕分けるなど、仕組みにしてしまうのがおすすめです。
なお、何が経費として認められるかは事業内容や状況によって変わります。 判断に迷う支出は、最終的に税理士など専門家に相談するのが安心です。
3. 税金 — 「あとで払う分」を先に分けておく
フリーランスは、売上が入った後に所得税・住民税・消費税などの支払いが来ることがあります。申告納税のものと通知に基づくものがあるため、納税資金を先に分けておくと安全です。 売上として入ったお金を全部使ってしまうと、納税の時期に資金が足りなくなりがちです。
目安として、売上の一定割合を「納税用」として別口座に分けておく方法がよく使われます。 ただし適切な割合や納める税の種類は人によって異なるため、税額の見込みは税理士に確認することをおすすめします。
4. 資金繰り — 「いつ動くか」を見る
利益が出ていても、入金より先に支払いが来れば手元の現金は不足します。 「いくら稼いだか」だけでなく、**「いつ入って、いつ出るか」**を見るのが資金繰りです。
請求から入金までのサイクル(月末締め翌月末払いなど)を取引先ごとに把握しておくと、数か月先の現金の見通しが立てやすくなります。
最初の一歩
いきなり完璧を目指す必要はありません。 まずは次の3つから始めてみてください。
- 事業用の銀行口座を1つ用意し、プライベートと分ける
- 会計ツールを1つ決めて、売上と経費を記録し始める
- 請求のタイミングを取引先ごとに決め、送り忘れを防ぐ仕組みを作る
この3つだけでも、お金の流れがぐっと見えやすくなります。
請求の送り忘れが気になる方は、取引先ごとに送付のタイミングを登録しておくと期日前に通知が届くサービスもあります。 忘ランスもそのひとつで、複数チャネルに自動で通知が届きます。気になった方は覗いてみてください。